Will Kepler Find Habitable Moons?
ScienceDaily (Sep. 3, 2009)
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/09/090903064925.htm
→今年初めに打ち上げられた系外惑星探査人工衛星Keplerは、地球サイズの系外惑星を発見できると期待されているが、さらにはなんとなんと、居住可能な“系外衛星”の探知までできる可能性があるという。土星サイズの系外惑星を、地球の0.2倍質量以上の衛星が回っていれば、OKらしい。すごいなKepler。。。Monthly Notices of the Royal Astronomical Societyに論文。
民主、補正予算を原則全面停止…未執行分
読売新聞 (2009年9月3日)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090903-00000522-yom-pol
補正予算、執行停止を確認=数兆円の財源確保へ-民主
時事通信, 2009年9月3日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090903-00000172-jij-pol
→基金が止められるということは、最先端研究開発支援プログラム(先端研究助成基金)もアウト?? 少なくとも、「優秀若手研究者海外派遣事業」(研究者海外派遣基金)は止めないでほしいなぁ。。。
Early Warning Signals Of Change: 'Tipping Points' Identified Where Sudden Shifts To New Conditions Occur
ScienceDaily (Sep. 2, 2009)
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/09/090902133625.htm
→複雑系における臨界遷移で、新しい状態に向かって急激な変化が起きるときには、先に「警告」が出るという話。気候も例の一つに挙げられていて、最終氷期から完新世に移る際のヤンガー・ドライアスが、その「警告」らしい。他にも、生態学や経済学、生理学でも見られるらしい。Natureにレビュー論文。
Methane Gas Likely Spewing Into The Oceans Through Vents In Sea Floor
ScienceDaily (Sep. 2, 2009)
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/09/090902133637.htm
→メタンハイドレートの粒子スケールモデリングによると、メタンガスは堆積物に割れ目を作ることで、ハイドレートとして固まらず速やかに海底へ抜けてしまう部分があるらしい。地球温暖化に対するメタハイの応答は、従来の予想よりもずっと大きいかもしれない。また、CO2地中貯留でも、CO2が上に抜けていく可能性があるらしい。Journal of Geophysical Researchに論文。
Denitrification, Its Importance Once Diluted, May Be Back On Top
ScienceDaily (Sep. 2, 2009)
http://www.sciencedaily.com/releases/2009/09/090902151115.htm
Nitrogen cycle: Oceans apart
Nature News & Views (3 September 2009)
http://www.nature.com/nature/journal/v461/n7260/full/461049a.html
→無機窒素栄養塩をN2ガスにして放出する作用は、かつては脱窒だけが知られていたが、ここ10年くらいは嫌気的アンモニア酸化(アナモックス)が実は重要だと盛り上がり、脱窒は重要でないともされてきた。しかし、アラビア海で両者の速度を15Nラベル実験で測定すると、脱窒がメインだった。南東熱帯太平洋では逆に、アナモックスがメイン。海域によって違うらしい。少なくともアラビア海では脱窒が重要で、つまりは全球的にも重要。Natureに論文。
Exoplanets: Explaining the eccentricities
Nature Research Highlights (3 September 2009)
http://www.nature.com/nature/journal/v461/n7260/full/461014b.html
→系外惑星には「エキセントリックな」軌道を持つ惑星が多く見つかっているが、実は未発見の別の惑星の効果で、そう見えているだけの場合もあるらしい。Astrophysical Journalに論文。