ScienceDaily (Oct. 3, 2009)
→デンマークのK/T境界の地層で、バイオマーカーを分析すると、藻類一次生産が大きく減少したのは、隕石衝突から100年以下とかごく短い間で、すぐに回復したらしい。ストレンジラブ・オーシャン説を否定。Scienceに論文。
Experts draw up ocean-drilling wish list
Nature News, 29 September 2009
→9月23-25日にブレーメンで開かれたINVESTについて。モホール計画の話や、中国が自前の深海掘削船を持とうと計画しているとか。
Before 'Lucy,' There Was 'Ardi': First Major Analysis Of Early Hominid Published In Science
ScienceDaily (Oct. 1, 2009)
→440万年前の猿人全身骨格(Ardi)が発見された。Scienceに特集。
Planet's Nitrogen Cycle Overturned By 'Tiny Ammonia Eater Of The Seas'
ScienceDaily (Oct. 1, 2009)
→アンモニア酸化アーキアは、10nmolとかごく薄いアンモニアでも使えるので、深海でも生きていけるらしい。海洋表層でも、植物プランクトンとのアンモニア獲得競争に勝てるらしい。また、海洋表層の硝酸のほとんどは、深海からの湧昇よりも、表層でのリサイクルが起源だと示唆され、生物ポンプは従来の想定よりも弱いかも? Nature電子版に論文。
Mystery Solved: Marine Microbe Is Source Of Rare Nutrient
ScienceDaily (Oct. 1, 2009)
→phosphonateなる形の有機リンは海中に大量に存在するが、その生産者は発見以来謎だった。様々な植物プランクトンを培養したところ、シアノバクテリア(Trichodesmium)が消費者かつ生産者らしい。Nature Geoscienceに論文。
New Ancient Fungus Finding Suggests World's Forests Were Wiped Out In Global Catastrophe
ScienceDaily (Oct. 1, 2009)
The Fungus That Ate the World
ScienceNOW Daily News, 1 October 2009
→P/T境界に多産するReduviasporonites有機微化石を化学分析・同位体分析すると、菌類起源なことが示唆された(やや怪しい)。樹木を食べていたらしい。キノコが世界を滅ぼした!? Geologyに論文。
Forensic Science: Scientists Decry Isotope, DNA Testing of ‘Nationality’
Science News of the Week, 1 October 2009
→同位体やDNAの情報から国籍を特定しようというイギリスのプロジェクトに対して、科学者たちが抗議しているらしい。確かに、同位体じゃ国籍までは分からないだろうなぁ。。。
Laser Technique Has Implications For Detecting Microbial Life Forms In Martian Ice
ScienceDaily (Oct. 1, 2009)
→レーザー誘導蛍光放射(L.I.F.E.)イメージングなる手法で、凍結した南極の湖の氷の中のシアノバクテリアの生命シグナルを捉えられた。火星探査に使えるかも? Astrobiologyに論文。
Controversy "Proceeding" at National Academy's Journal
ScienceIncider, 1 October 2009
→PNASに載った昆虫の論文が、投稿・レビューのプロセスに不正があったのではと疑われている。あの細胞共生説のMargulisが仲介役。マフィアだなぁ。。。
Global Increase In Atmospheric Methane Likely Caused By Unusual Arctic Warmth, Tropical Wetness
ScienceDaily (Sep. 28, 2009)
→北極圏の高温と、熱帯の多雨により、ここ10年ほどほぼ横ばいだった大気中メタン濃度が、2007年と2008年には再び上昇し始めたらしい。GRLに論文。